最新NISA、非課税投資枠拡大へ
NISA拡充の背景と目的
金融庁は、個人の資産形成を促進するため、NISA(少額投資非課税制度)のさらなる拡充を検討しています。
背景には、老後資金の不足や、預貯金に偏った家計資産の現状があります。
NISAの拡充により、より多くの方が投資を通じて資産形成に参加しやすくなることが期待されています。
非課税投資枠の大幅拡大
現行のNISA制度では、「つみたてNISA」と「一般NISA」の2種類があり、それぞれ年間投資上限額が異なります。
拡充案では、この非課税投資枠が大幅に拡大される見込みです。
これにより、よりまとまった資金を非課税で運用することが可能となり、資産形成のスピードアップが期待できます。
具体的な拡大幅については、今後の税制改正議論を通じて決定される予定です。
未成年者へのNISA適用拡大
現行のNISA制度では、原則として20歳以上が対象となっていますが、拡充案では未成年者への適用拡大も検討されています。
これにより、子ども名義での資産形成が可能となり、将来の教育資金や結婚資金などを準備しやすくなります。
また、早期からの金融教育の一環として、投資の経験を積む機会を提供することも期待されています。
投資対象商品の拡大
NISAで投資できる商品は、株式、投資信託などが中心ですが、拡充案では、より多様な商品への投資が可能になるよう検討されています。
例えば、海外株式やREIT(不動産投資信託)などへの投資が解禁される可能性があります。
これにより、投資家の選択肢が広がり、より自分に合ったポートフォリオを構築しやすくなります。
ただし、リスクの高い商品への投資は慎重に検討する必要があります。
NISAとクレジットカードの連携
NISA口座での投資にクレジットカード決済を利用することで、ポイントを貯めることができます。
これは、投資による資産形成に加え、日常の消費活動を通じてポイントを貯めることができるため、非常にお得です。
クレジットカード会社によっては、NISA口座での投信積立に特化したポイントプログラムを提供している場合もあります。
参考サイト