井筒屋が駅弁事業を撤退
110年の歴史に幕
JR米原駅構内で110年以上営業を続けてきた駅弁業者「井筒屋」が駅弁事業から撤退することが発表されました。2月28日納品分が最後となります。井筒屋は1913年に創業し、米原駅の名物駅弁「近江牛弁当」などを販売してきました。
閉店に至った理由
時代の変化に適応できず
井筒屋の閉店理由は、時代の変化に適応できなかったこととされています。近年、駅弁業界ではコンビニエンスストア弁当や駅構内飲食店の台頭により競争が激化しており、井筒屋も売り上げが減少していました。また、コロナ禍による鉄道利用者の減少も影響したとみられています。
惜しむ声相次ぐ
地元に愛された名店
井筒屋の閉店発表を受け、地元住民や鉄道ファンからは惜しむ声が相次いでいます。井筒屋の駅弁は米原駅のシンボルの一つであり、多くの人の思い出に刻まれています。
鉄道文化の衰退の象徴
駅弁の在り方問われる
井筒屋の閉店は、鉄道文化の衰退を象徴する出来事でもあります。駅弁はかつて鉄道旅の醍醐味の一つでしたが、近年はコンビニエンスストア弁当などに押されて存在感が薄れています。井筒屋の閉店を機に、駅弁の在り方が問われることになりそうです。
今後の展開
駅弁文化の継承なるか
井筒屋の閉店後、米原駅構内には他の駅弁業者が参入する可能性があります。しかし、駅弁文化が継承されていくかどうかは不透明です。鉄道各社や駅弁業者には、駅弁の魅力を再発見し、次世代に受け継いでいく努力が求められています。
参考サイト