阪神淡路大震災追悼式典
天皇皇后両陛下が追悼式典に出席
阪神・淡路大震災から1月17日で30年となるのに合わせ、兵庫県神戸市で追悼式典が行われ、天皇皇后両陛下が出席されました。式典には遺族や被災者ら約2500人が参列し、犠牲者を追悼しました。
「よりそう」を合言葉に追悼
今年の追悼式典のテーマは「よりそう」。東日本大震災や熊本地震など、その後も大きな災害が相次いだ中、被災地を「寄り添い支えていく」という想いが込められています。会場には、震災の教訓を風化させないための展示も設けられました。
「希望の灯り」が夜空に浮かぶ
1月17日の夜には、神戸市のポートアイランドで追悼イベント「希望の灯り」が行われます。約5000個の紙灯籠が夜空に浮かび、犠牲者を悼むとともに、復興への希望を表現します。このイベントは2002年から毎年開催され、震災の記憶を継承する大切な取り組みとなっています。
震災の教訓を胸に
阪神・淡路大震災では、約6400人が犠牲になりました。この震災は、日本の防災対策に大きな転換点となり、耐震基準の強化や防災意識の向上につながりました。追悼式典は、震災で失われた尊い命をしのび、教訓を後世に伝えていく意味があります。
被災地への支援を忘れずに
震災から30年が経過した現在も、被災地では復興が進められています。しかし、住宅の再建や心のケアなど、課題もまだまだ残されています。震災の記憶を風化させず、被災者への支援を忘れずに、より良い社会を作っていくことが求められています。
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